平成13年度 研究報告 大分県産業科学技術センタⅦ
無線データ通信によるリモート計測に関する基礎研究
小田原 壬生
機械電子部
−ニ∴∴:ニ・∴、:、」こ::・■ .・1・て∴‥ ミ、.・‥ .1t こ‥ こ\ミ い=−‥ ∴こ■ ∴
Yuki o ODAWARA
Mc(二hani cs &EI cct r o王1i cs Di \7i s i oTl
要旨
特定小電力無線を川い,遠隔地のビニールハウス,養殖場などに置かれた計測端末と居住地げ〕パソコンと♂)問でデー タ通信を行うための基礎的研究を行った.無線デ・′ 一夕通信インター「フニエ」一スを試作し,デー一夕送/受信試験を行い,基 本的性能を確認した.これを基に,違法電波♂〕飛来,通信異常に対する補償〝)ため,研究を進めている.
なる.そこで,無線免許を要しない特定小電力無線を利 用し,】チップ色マイコンで計測∴召姉御と無線デー▲タ通 信制御の2ノ〕ぴ)処理を行う,コンパクトで低コストなリ モ」−卜計測。制御の開発を行っごいる.ただしノ,今回は
基本システムの性能を確認するため, ̄マイコンの代わり
にWl ndoⅦ▼Sパソコンを川いたち また,プログラム言語は Mi cr os(拍車ニグ)“ Vi sual 圭うASl 〔二”を用いた.
2_2.試作の概要 2,2.i .ハードウェア
パソコンげ)シリアル。ポーⅧ卜(RS−232C通信規格)に 接続する無線デ」一夕通信インター∴フェ」1スを試作した. 回路牒」をFi g】2に,写貞をFi g】3に示す.実用化に際し て,パソコンはA′ ノD変換器,タイ「7ゝ−,SCi (RS−2う2〔二), パラレルUOを内戚したl チップ。マイコン,例えば日
立製r 18′ う664(Fi g.4)等に置き換えることが 卜 はじめに
施設園芸,養殖に携わる人たちにとって施設の監視と 管理は重要な仕事であり,昼夜を問わず行う必要がある.
しかし,これら〝)施設は居住地から離れていることが多 く,無線デー一夕通信を用いた遠隔計測が求められている.
山部では携帯電話を川いたシステムが導入されている
が,まだ費川が高い.そこで,自′ 宅から遠隔地の計測を
行い,制御ができる上う,リモー轟卜計測における無線デ
ー一夕通信の基礎的調香と試験を行った∴(概念図をFi g.一 に示す。)
2,無線データ通信インタ山フェースの試作と実験 2.i .コンセプト
計測を行う上で配線を省けることは大きなメリットに
できる.
無線器点てルインコ㈱グ〕▲ 42軌†H∠′ ㌫二Ⅲ方式 特定小電力無線ユニット(Xド70H)を川いた
X† ミ708は1個で送信と受信が可能であり,通
信距離は最人1hぐ)km去で,また低コストであ る∴実質的には通信距離は5(川m前後と考えら れる.内部〝)PI J Lシンセサイザにより 56通り
(S√I l I )16ノ1=46(:1l ,STi 卜17」A:10(、l l )の通信周波数
が選択できる∴試作回路では電源投入時にl 〈0軋i デーータにより通信周波数び)選択と初期設定が
できる.
2.2.2.ソフトウェア
試験プログラムでは\/i s しはトBASKン〃シリア ルポ」−卜(COMポーート)通信制御コンポーーネ
ント“ MI Cl へOSOf l Co首11nl (1()汀け0Ⅰ6.0”を川いた.
温度の監視・換気の制御 ポンプの作動
状態の監視
計測・制御端末
インター〉フユニー】ス パソコン
Fi g.1無線リモート計測の概念図
平成13年度 研究報告 太分県産業科学技術センター
琵勘
A
l
〃
A
l
舶朋析
A
G
鵬銅朋
岨票庚
m
禁錮㌶
D
l
芸
¶︵の
N
﹁卜
N
︶寸迅卜
N
∑○α
卸
2
1
抗
4㊤℡1
初執′ ヒデタ 閃姶アドレス設定
X巨788
雄和化データ診,1声
P()Wer (アンテナ)ANT
≡
F
∼一書
F
転
i ■β4β子珊“ 三
(芸呂デ昌忘;
RS2ヨ2C DSUBコネブタ 信号レベル変換
1/2× ヰ812 与∠巨岩14
SEL2くbl t −r Bt e Set )
12髄b/s
5/4
×1
488
(7518∈〕)
(うどンーオス)
クロス結線ケーブル対応
1ヰ +12〔∨)
1¶ 12(∨)
7 GND
くFM権謀出力)AFOUT
LD (」eck Det 巴Cて)
CS (Car r トer ・Sence)
RxDATA(受信データ〉
T〉(DATA(送信データ)
声〒F (送信切替)
TxPひ〟(送信パワー・
イネーブル)
パソコンヘ ー ▲ ち
相手方電源¢一子の昭一
出力Hi 9h X巨708
429柑Hz 帯
特定小電力無線ユニット
(15ms 以上〕
Fi g.2無線データ通信インタ仙フェース回路図
運用でほ\二適信に閑わるコンビュー一夕を通常は受信状態 た.
とし7 送信時〝)み,無線ユニットを送信に切り替える血 この制御は上記コンポーネン ト〝〕“R′ ヱ、SEnabl 。” を有効 にすることによ町行う。詳細になるが,受信状態から送 信状態に切り替れる阻 主た,こ〝)逆の場合に・應ゾ)遅 延時間が必要で,タイミング調整をソーフトとハしドで行
/っている。
データ受信では電波が実際に送信されたもソ〕かどう
かをハし−ド的に判定するためⅩE708ぴ〕(〔二ar r i ci −Sel −Se)
端子を絹いる。また,ソフト的に,文字データにおいて
毅初の文‘ 打)スターート内ヒ㌧ソトを明らかにするため?先
頭に同牒附言ぢとなるビット列を用いる.デー1タ長7,ス トッフ¢ビット2〝)場合,文字“ p’ 9ク)ビット列“ ‖川㈹げ
にスタしトゥビットとストッ7せ ビットを加え∴文字列
p!つ・ とL∴卜拉ニビットから順に“0し)0(汀‖i i =汗ほ(江崎‖=
▲” とt ノて送/〕ている。(Fi g.5)デーータ長8,ストップ∴ ビット2〝)場合,同期をとるための文字列ど−七“ ケタ… ” を
用いる.
2.2,う.言式験結果
XE7(摘は購入時び)設)よとL,初期設定そ)推奨値を用い
出力電波の強度は測定Lていないが,特定小電力無線
げ)適合値に対して,中程度叫1i 力と考えられる.xE708
F岳g.3試作無線インタ叫プェ叩ス写真
「i ぎ 4 トチップマイコン
平成13年度 研究報告 大分県産業科学技術せンターー
一l 州←
Fi g.5無線デ椚夕通信の送受信波形とその説明
開始/終J ′ ク)タイミング調整がう浅くいかず,不調に終
わった。回路的には若干複雑になるが,別途,タイミン グ調整を行う回路を設ければ解決すると思われる.
3.考 察
無線モデムは,シェア的に今日では LAN(Et hcr nct )
や無線l ノAN に糾されている。しかし,技術的な完成度
は高く,本試験で42りMI 17帯特定小電力無線ユニット
(XE708)グノ)優れた性能を確認できた.浅だ,違法電波等 による通信障筈に対する対策を含む実用化試験は行って
いないが,特に高速大容量である必要のない農業。水産 業における需要には巨かに対応できると思われる。
ステムとの競合を考 次に LANJ くっ携帯電話を用いたシ
えると,特にLANとの競合が考えられる.有線LAN〝)
場合はハー凡ドやソフトにかかる開発コストが高く∴吏た,
デー一夕通信ケーーブルを張り巡らせる手間も必要である点
などがデメリットであるが,通信障害に強く∴康信速度一 容量肌点で≠ 〕優れている.総合的にみて,LANや携帯電 話と棲み分けがなされるものと止しわれる。
課題としてデー一夕通†言や応川システム〝)信奉馴生び〕確立
が必要であり)システム畏常診断等の開発等)実証試験 による検証が必要である.
4.ままめ
現鮎川z 帯無瀾を川いたデし一夕通信システムを試作 し,ラ∴一夕通信の基礎を修得した.去た,20nEl l ほどぴ)
距離で中間に若音二川噂害物があるデーータ通信課腐を行
い,震ぃ水荏業におけるデータ通信に適用できる見通しノ を得た.
今後,木研究について,1県の農牒技術センタ、一,海 洋水産研究センタ」一〝)支援を得て,いろいろな用途に/〕
いて実証試験を検討する.
ぴ〕アンテナ出力端イにけ烏nl G)ビニ・、一ル被覆導線をハン ダ着けし,DOS−Vデスクトップ型パソコン(RS−232〔ニイ ン巨フニーース標準装備)を用いデーータ通信試験を行った.同じ 室内では間組は起きなかったが,幾つか明特定リノ)漠′ ト文 字では送信時にエラーを生じ易いレ〃もあ/」た.
通信距離虻題ばLて通信を確認するたが),ノートブッ ク型パソコン(RS−2う2Cイけ一フェ、ス標準装備)を用い,片 万〃)通信三端末を屋外に持ち出して試験を行った。 (F巨g。6)当センタ・一び)敷地内で,最大封鮎mほど⊥か距 離がとれなかったが,中間にガラス戸,呈 隋建ての建物 があり】見通しの効かない場合であ/」てむ,通信は可能
であった.
当センターでは職員の呼び出しにポケベル。システム を使用してお畑 二通信周波数は異なるが,同じ42りMi 王z ノ粁ごある.これに対し,相互に影響し合うことはなかっ
た.
以卜は標準的なD()S−Vフ型パソコンを用いて行った試 験であるが,RS−232〔「インタ∴一フェ、〃▼ 一スを持たないパソ コン〝)ために,しJ S呈∃接続RS−232C変換アダプタ け十オ・ テ、、一夕祉US上真一RSA(J 2)を川いて試験を行った.しかしプ
プログラム仁で択データ送出/停車とハ←−ドヒで〝)送信
Fi g.6屋外でのデmタ通信試験